※この記事は、【前編】の記事の続きです。
前編では、婚活がうまくいかない根本原因は、他人や環境のせいにする「原因他人論」にあり、そこから抜け出す鍵が「原因自分論」という魔法の思考法である、というお話をしました。
>>もうクソ男は卒業!幸せな恋愛を引き寄せる「原因自分論」とは?【前編:理論編】はこちら

この記事では、いよいよその「原因自分論」を使いこなし、あなたの現実を今日から変えていくための、超具体的な3つの実践ステップを解説していきます。
【実践編】もう地雷男は選ばない!クソ男を”卒業”するための3つのステップ

ここからは、あなたが今日からすぐに使える超具体的な実践トレーニングです。
これからお伝えする3つのステップを実践すれば、あなたの”クソ男アンテナ”は劇的に精度を増し、もう二度と地雷を踏まなくなるはず。
STEP1:「なぜ?」を5回繰り返し、自分の「本当の願い」に気づく
①目的
あなたが無意識に抱えている恋愛の「条件」や「悩み」の、さらに奥深くにある“本音”を掘り起こす。
②やり方
まず、ノートとペンを用意してください。あなたが今こだわっている条件(「年収1000万以上がいい」など)や、悩み(「いい人がいない」など)を一つ書き出します。そして、それに対して「なぜ、そう思うんだろう?」と問いかけ、出てきた答えにさらに「なぜ?」と問いかける。これを5回繰り返します。
言葉だけだと難しいので、具体例(ケーススタディ)を見てみましょう。
③ケーススタディ:「年収1000万円以上」という条件が捨てられない
→生活に困りたくないし、できれば専業主婦になりたいから。
→今の仕事が辛くて、ストレスで、もう一刻も早く辞めたいから。
→高圧的な上司がいて、毎日怒鳴られるのがもう限界だから。
→転職するスキルや自信がないし、今さら他の会社でやっていけるか不安だから。
→これまで「自分が本当にやりたいこと」から逃げて、ただ言われたことだけをやってきたからかもしれない…。
…見えてきましたか?
あなたが本当に解決すべき問題は、「年収1000万円の男性を見つけること」ではなく、「高圧的な上司がいる辛い職場から抜け出すこと」や「自分に自信を持つこと」だったのです。
STEP2:クソ男の”特徴”は、あなたの「心のスキ」を映し出す鏡
①目的
あなたが遭遇した「嫌な出来事」を客観的に振り返り、その出来事が起こることを「許してしまった」自分自身の行動や考え方のパターンを見つけ出す。
②やり方
名探偵になった気分で、事実だけを冷静に分析するのがコツ。
「彼がデートに30分遅刻してきた」という事実があったとします。その時、相手を責めるのではなく、「そのアポをOKした自分」「その前のメッセージのやり取り」など、出来事が起こるまでのプロセスを冷静に振り返り、自分の行動に相手から軽く扱われる「スキ」がなかったかを探します。
では、実際にケーススタディで見ていきましょう。
③ケーススタディ:なぜか「時間にルーズな男」にばかり当たる
さあ、本日のハイライトです。なぜ私は、平気で30分も遅刻してくる男性とのアポイントをOKしてしまったのでしょうか?
しかし私は『仕事が忙しい人なんだな』とポジティブに解釈してしまったようです。
まず、マッチングの段階を振り返ってみましょう。ああ、メッセージの返信がいつも半日以上遅れていましたね。この時点で『時間にルーズな可能性』というフラグが立っていました。『この子は軽く扱っても大丈夫そうだ』という印象を与えてしまった可能性が濃厚です。
次に、日程調整の場面です。相手が『いつでもいいですよ』と言ったのに対し、私は『〇〇さんのご都合に合わせます!』と100%相手に委ねてしまいました。ここでこのように「原因は自分にある」という視点で実況中継してみると、怒りの感情がスッと消え、まるでパズルを解くように冷静に原因を分析できます。
自分を責めるのではなく、次のゲームを有利に進めるための「攻略法」を見つける。これが「原因自分論」の力です。
STEP3:「もし私がヤリモク男だったら?」視点を変えれば弱点が見える
①目的
あなたが最も忌み嫌う「クソ男」の視点に、あえて乗り移ってみることで、彼らがどんな女性をターゲットにしているのか、つまり、自分のどんな部分が「弱点」になっているのかを客観的に知ることができます。
②やり方
「もし私が、体目的のヤリモク男だったら、どんなプロフィールの子を狙うかな?」「どんなメッセージを送られたら“イケる”と思うかな?」と、徹底的に相手になりきって考えてみてください。敵の視点に立つことで、自分の守るべきポイントが見えてきます。
これも、具体的なケーススタディで見てみましょう。
③ケーススタディ:「ヤリモク男」ばかりに言い寄られてしまう
俺は、体を目的とする”ヤリモク男”!

さて、アプリでどの女の子を狙おうかな…?



お、この子、プロフィール写真が胸元ザックリ。自己紹介文に『寂しがりやなので、すぐに会いたいです♡』って書いてあるぞ。これはイケる確率高そうだな。とりあえず『いいね』しとこ。



あ、こっちの子は『お酒大好き!』『週末はいつも飲んでます!』か。
飲ませればガードが緩くなりそうだな。よし、狙い目だ。



うわ、この子は『真剣な出会いを求めています。遊び目的の方はご遠慮ください』ってハッキリ書いてるし、写真も清楚な感じだな…。
ちょっと面倒くさそうだから、やめとこ。
あなたが「良かれ」と思ってやっていたことが、クソ男から見れば「格好のターゲット」になっていた可能性はありませんか?
クソ男は、反撃してこなさそうな、押しに弱そうな、自己肯定感の低そうな女性を嗅ぎ分ける天才!
ならば、あなたがやるべきことは一つ。



クソ男が「こいつは面倒くさそうだ」と敬遠するような、毅然とした賢い女になること。
「原因自分論」をマスターしたあなたの未来【もう男選びで消耗しない】


愚痴や不満が消え、内側から輝きだす
もう、あなたはマッチングアプリの画面を見て、「どうせロクな男いないし…」と深いため息をつくことはありません。あなたは、プロフィール写真、自己紹介文、そして最初のメッセージ数通で、相手の地雷臭を敏感に察知できる「クソ男探知機」を搭載しています。
万が一、デートで嫌な思いをすることがあっても、もう大丈夫。「私が悪かったんだ…」と、一人でクヨクヨ自分を責める夜はもう来ません。



なるほど、このパターンは私の中の”相手に合わせすぎてしまうクセ”が引き寄せたのね。次は最初に自分の意見を言ってみよう。
まるで、難易度の高いゲームを攻略していくように、冷静に、そして楽しみながら、次の一手を考えられるようになっているのです。
あなたが変われば、出会う男性の”質”が変わる【実体験】
「原因自分論」の考え方をマスターしたA子さん(42歳)のビフォーアフターを紹介!
【before】 ダメンズホイホイ
まさにクソ男吸引体質の典型。ダメンズが悪い、アプリが悪い、と全て原因他人論。ダメンズに貢ぎ、既婚者に騙され、「私の人生、もう終わりだ…」と苦しんでいた。
↓
【after】 ダメンズ卒業
「ダメンズは全部自分が引き寄せていた」と原因自分論で考えるようになったことで出会う男性の質が変わり、世界がまるで違って見えるようになった。結果、ダメンズを引き寄せなくなった。



B子さんは、特別な人ではありません。あなたと同じように、悩み、苦しんでいた一人の女性。でも、彼女は勇気を出して「魔法の鏡」を覗き込み、自分の人生のハンドルを自分の手に取り戻したのです。
まとめ:クソ男はあなたの人生の”脇役”。幸せの決定権は、いつだって自分にある


クソ男は、あなたの貴重な時間やエネルギーを奪っていく、忌むべき存在だけど、視点を変えれば、彼らはあなたの人生における「課題」や「伸びしろ」を教えてくれるただの脇役。
クソ男らを変えようとする必要なんて、全くありません。
あなたが向き合うべきは目の前のクソ男ではなく、そのクソ男をあなたの人生の舞台に上げてしまっている、あなた自身の心です。
嫌な出来事があったら、「原因は、自分にある!」と考える。
そして、その問題のコントロール権を自分の手に取り戻す。
「原因自分論」
絶望の言葉ではなく、あなたの人生を、あなた自身の手に取り戻すための希望の呪文。
あなたがクソ男の呪いを解き、自分自身の力で幸せな未来を掴み取るための、最強の武器であり、最高の羅針盤なのです。



嫌なことがあったら、
ぜひこの「原因自分論」を思い出してみて。